全国で麻しんの報告が増えています。2026年第1~12週の累積報告数は152例で、2020年以降では同時期として最も多い状況です。報告は東京都が最も多く、愛知県、神奈川県、新潟県、大阪府、鹿児島県などでもみられます。鳥取県では、県の公表資料で2026年3月19日現在、今年の報告はありませんが、県外や海外から持ち込まれる可能性があります。

麻しんは感染力が非常に強く、空気感染するため、手洗いやマスクだけでは十分に防げません。感染すると約10日後に、発熱、せき、鼻水、目の充血などの症状が出て、その後39℃以上の高熱や発しんが現れます。空港、駅、大型商業施設、イベント会場など、人が多い場所へ行く前後や、流行地域へ出かけた前後は体調の変化に注意してください。
予防で最も大切なのは、MRワクチンを決められた時期に2回受けることです。定期接種は、1歳で1回目、小学校入学前の1年間で2回目です。まずは母子手帳で接種歴をご確認ください。1歳未満のお子さんは定期接種前のため、同居のご家族やきょうだいの接種歴も確認しておくと安心です。定期接種の年齢を過ぎた方でも、未接種、1回のみ、接種歴が不明な方、海外渡航予定のある方は、任意接種(自費)を検討できます。費用やワクチン在庫は医療機関ごとに異なりますので、事前にご相談ください。厚労省は、麻しん患者と接触してから72時間以内の方などでは、発症予防のため接種が検討される場合があると案内しています。
流行地域に行かれた後などで、発熱や発しんがあるときは、来院前にお電話での連絡を宜しくお願いします。
ご不明の点などありましたら、ご連絡いただきますよう、宜しくお願いします。