お知らせ

2023-01-11

鳥取県内でインフルエンザの流行が始まりました(症状、検査、治療と留意点について)

鳥取県の令和5年第1週(令和5年 1 月 2 日~令和5年 1 月8日)のインフルエンザの定点(定められた医療機関)あたりの患者数が、流行開始の目安である1人を超えて4.17人になりました
当クリニックに通院されているお子さんでもインフルエンザが検出されるようになっています。今のところはインフルエンザA型で、複数の保育園、幼稚園で発生しています。

【インフルエンザの検査について】(新型コロナウイルスの検査との比較)
・通常抗原検査が用いられていますが、新型コロナウイルスの検査で使用されるPCRと比較して感度が低めのため、発熱して半日程度経過してから検査を行うのが望ましいとされています。ですので、通常は発熱して半日以上経過してからの検査をお勧めしていますので、ご理解のほど宜しくお願いします。
※新型コロナウイルスのPCR検査では、発熱して数時間で検出されることも多いため、インフルエンザと比べて早い時期に検査を行うこともあります。新型コロナウイルスとインフルエンザの検査の時期とがずれることがありますが、この点ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【症状、治療、生活の注意点について】
・ 症状は発熱、咳嗽、鼻汁、 食欲低下などが見られます。 
・症状にあわせた去痰剤、解熱鎮痛剤などとともに、抗ウイルス薬としては主に「タミフル」を使用します。 内服が困難な場合は吸入薬(イナビル、リレンザ)を用いることもあります。

※新型コロナウイルスの感染も続いていますので、インフルエンザとともに今まで通り感染対策を続けましょう。

※インフルエンザにかかった際、異常行動の出現に対して注意が必要です。異常行動の例、注意点などについては下記をご参照ください。

厚労省HP Q14 抗インフルエンザウィルス薬の服用後の異常行動について

インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。

厚労省HP Q15 異常行動による転落等の事故の予防について

転落等の事故に対する防止対策の例、異常行動の例が提示されています。