1. 鳥取県感染症流行情報(6/28付、6/19〜6/25集計分)⇒こちら
<流行状況 > | <感染性疾患> |
・警報発令中 | ヘルパンギーナ |
・流行中 | RSウイルス |
・やや流行中 |
感染性胃腸炎 |
・散発的に発生 | A群溶連菌 |
6/28現在、鳥取県西部地域ではヘ ルパンギーナの警報が発令されています。またRSウィルスが流行しています。
【ヘルパンギーナ】
・夏かぜの一つで、「エンテロウイルス」というウイルスが原因となります。潜伏期間は2−4日程度で、突然の発熱と口腔内(上あごの奥あたり)に直径1~2mm〜5mm程度の水ぶくれや潰瘍ができて痛みを伴うため、食事や水分の摂取が十分できなくなることが多いです。少し温かくて刺激の少ない喉ごしのよいもの(おかゆ、うどん、スポーツ飲料、お茶など)を中心に摂取してください。
・乳幼児が中心ですが、大人にも感染することがあります。感染経路は飛沫、接触感染が主です。ワクチンなど特異的な予防法はなく、感染者との密接な接触を避け、うがいや手洗い、手指の消毒を行うことが予防法としてあげられます。
・ヘルパンギーナを根本的に治す治療薬はないため、基本的には免疫の働きによって自然に治るのを待ちますが、状態、経過に応じて、症状を和らげる対症療法を行います。
・症状が治まれば、保育所や幼稚園、学校、職場に復帰することができます。
※「ヘルパンギーナ」の病名の由来は?⇒ 水ぶくれを意味する「ヘルペス」と、のどの炎症を意味する「アンギーナ」というドイツ語が合わさったものです。
2.新型コロナウイルス感染症
5月8日以降は、 感染者数は一定点あたりの1週間の感染者数で推移が 確認されています。
鳥取県西部地域では、一医療機関あたり1週間に5人となっています(6/28付、6/19〜6/25集計分)→こちら
鳥取県全体、西部地域とも5月中旬から増加傾向で、一医療機関あたり1週間に5名程度となっています。
年代別では鳥取県全体では10歳未満、10代が多いようです。
当クリニックの感染対策としては、もうしばらく同様の対策を引き続き継続したいと思います。
感染性のないと思われる方については院内にお入りいただくようにしています。
乳幼児健診、ワクチンなどは安心して受けることができる体制としていますので、時期を逃さず受けるようにしましょう。
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当クリニックでの対応については下記に記載していますので、ご確認ください。