1.新型コロナウイルス感染症は、定点当たり1週間に15人を超えていた時期から約7人程度まで減少しましたが、その後は下げ止まり、小規模な流行が続いています。米子市周辺の小学校や中学校では感染が広がり、学級閉鎖や学年閉鎖が実施されています。
2.少数ですがインフルエンザが発生しています(鳥取県の感染症流行情報では”散発”)。
3.A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病は流行が続いています(警報発令中)。鳥取県全体で流行が続いています。
4.咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)は流行が続き、RSVは減少傾向です。
当クリニックでは、手足口病が多く見られ、溶連菌感染症やアデノウイルスも時々確認されています。新型コロナウイルスは、ご家族内での感染に伴って発生することが多いようです。
乳幼児や小学生で一時的に高熱が見られるものの、迅速検査では何も検出されないケースもあります。
また、高熱や倦怠感、嘔気・嘔吐、頭痛を訴え、熱中症が疑われるお子さんも見受けられます。まだ残暑が厳しい時期が続いていますので、環境の調整や水分補給、生活リズムの管理に十分な注意が必要です。保護者の皆様には、体調管理と感染が疑われる場合の早めの対応にご協力をお願い申し上げます。
当クリニックでは、感染症の早期発見と対処に努めており、必要に応じて迅速検査や血液検査を行っています。お子さんの体調に不安を感じた際は、いつでもご相談ください。また、予防のためには、手洗いやうがい、適切な換気など、基本的な感染対策を引き続き徹底することが重要です。