インフルエンザ関連(News)

2024-10-25

今シーズンのインフルエンザ流行予測とワクチン接種について

鳥取県米子市の小児科、アレルギー科、新生児内科の子育て長田こどもクリニックです。鳥取県西部地域の流行状況とインフルエンザワクチンに関する情報です。

全国的流行予測

今シーズンのインフルエンザ流行は、過去のデータや南半球の状況に基づき、以下のように予測されています:

  • 流行開始時期: 例年通り10月頃から徐々に広がり、早めに始まる可能性があります。
  • ピーク時期: 年末頃にピークを迎えると予測されています。
  • 流行期間: 昨シーズンは長く流行が続きましたが、今シーズンは昨シーズンより短く、長期にはわたらない見込みです。

流行の程度は社会的状況や他のウイルスの流行状況に左右されるため、最新の情報を確認し、感染対策を実施しましょう。

全国の流行状況

沖縄は例年と同様、この時期に警報レベルの流行が続いています。その他の地域では所々流行開始の目安となる1医療機関当たりの発生数が1人/週を超える地域が出始めています。

インフルエンザ都道府県別発生状況を示した棒グラフ(2024年10月16日付)。沖縄県が突出して高い発生数(約20)で、鳥取県は目安の1未満を記録している。

鳥取県の状況

鳥取県ではインフルエンザが散発的に発生していて、西部地域の方が発生数が多い状況で、米子周辺でもA型・B型の両方の型が確認されています。鳥取県西部地域の1医療機関あたりの発生数は、10月16日時点で0.27人/週、10月23日時点で0.54人/週と増加しています。まだ流行開始の目安である1.0人/週には達していませんが、全国の予測を考慮すると早めにワクチン接種を行うのが良いでしょう。

インフルエンザワクチン接種について

インフルエンザワクチン接種がまだの方は、早めの接種を検討しましょう。

  • 接種時期: 10月から11月の間が理想的です。効果が現れるまでに約2週間かかるため、流行が本格化する前に接種を済ませてください。
  • 今年度のワクチン: 従来の注射タイプに加え、2歳から18歳の小児向けに点鼻スプレータイプのワクチン(フルミスト)も利用可能です。

保護者の方へ

  • 早めの接種: 特に乳幼児や基礎疾患を持つ方は、重症化のリスクが高いため、早めの接種をお勧めします。
  • インフルエンザワクチンの効果: ワクチンは発症を完全に防ぐわけではありませんが、重症化を防ぐ効果が確認されています。
  • インフルエンザ(注射)ワクチン詳細・予約はこちら
  • フルミスト(点鼻スプレー)詳細はこちら 

    フルミストのご予約は11月中となりますので、ご希望の方は早めに窓口・お電話でご予約ください。

 

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