全国的にインフルエンザの流行は落ち着きつつあり、鳥取県でも1医療機関あたりの患者数が10人未満となっています。
一方、新型コロナウイルスは全国的にやや増加傾向にあり、鳥取県では1医療機関あたり約8人、特に西部地域では10人を超え、注意報レベルに達しています。成人の感染が増える中、小児の感染例も増加がみられます。家庭内での感染に加え、学校や保育園でも小規模な流行が発生しています。
子どもの症状は、発熱、鼻水、咳など、風邪に似たものが多く、発熱は1日で解熱することも少なくありません。
感染予防のために、手洗い・うがい・マスクの基本対策を徹底しましょう。また、体調がすぐれないときは早めに休息をとり、必要に応じて医療機関の受診を検討してください。
発熱時の受診について
当院では、発熱のある患者さんを感染症用の診察室で診察しています。診察時間に特別な制限はありませんので、ご不安な場合はご相談ください。
また、新型コロナウイルスの検査には、一般的な抗原検査、核酸増幅検査(NEAR法)、ウイルス・細菌多項目の核酸増幅検査を実施しています。
発熱時、発熱直後はウイルス量が少なく検査で検出されにくいため、できれば半日以上経過してから受診すると、検査の精度が高まり、より正確な診断が可能になります。
今後も流行状況に注意しながら、適切な感染対策を続けていきましょう。