予防接種・ワクチン(News)

2025-02-17

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)のキャッチアップ接種の経過措置(期間延長)について

HPVワクチンのキャッチアップ接種が2025年3月31日まで無料!対象者や接種スケジュールを詳しく解説。当院でも接種可能です。

対象となる方は2025年3月31日までに第1回目の接種が必要です

子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンは、定期接種の対象者だけでなく、過去に接種機会を逃した方を対象としたキャッチアップ接種が実施されています。現在、国の方針により、対象者には無料で接種できる機会が設けられています。

2025年(令和7年)3月31日までが対象期間となりますので、該当する方はぜひ早めに接種をご検討ください。

HPVワクチンの瓶を手に持つ医療従事者


経過措置の対象者

以下の条件に当てはまる女性が対象です。

平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性(キャッチアップ対象者)
平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性(高校1年生相当)
これまでにHPVワクチンを1回も接種していない、または規定回数(3回)を完了していない方

対象者には自治体から案内のハガキが送付されています(自治体によって送付時期は異なります)。


接種スケジュールと費用

HPVワクチンは全3回の接種が必要です。

💉 1回目2回目(2か月後)3回目(6か月後)

キャッチアップ接種の対象者は無料で接種できます。ただし、上記対象の方であっても、第1回目の接種を2025年3月31日までに接種されてない場合は自己負担となりますのでご注意ください。


ワクチンの種類

当クリニックでは9価ワクチン(シルガード9)を接種しています。


接種を受けるには?

1️⃣ お住まいの自治体から届く案内ハガキを確認
2️⃣ 小児科や婦人科で予約(当院でも接種可能です)
3️⃣ 接種当日は母子手帳や接種記録を持参

過去の接種歴を確認し、適切な回数を接種しましょう。


HPVワクチンの副反応について

HPVワクチンは一般的に安全性が高いとされていますが、接種後に以下の副反応が出ることがあります。

🔹 注射部位の腫れや痛み
🔹 発熱
🔹 頭痛・倦怠感

まれにアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすことがあります。接種後はしばらく院内で安静にし、体調の変化がないか確認しましょう。


まとめ

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を防ぎ、将来的な健康を守る大切なワクチンです。キャッチアップ接種の対象の方で、接種開始時期は2025年3月31日までとなっていますので、該当する方は早めに接種を検討しましょう。

当院でもHPVワクチンの接種を受け付けています。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

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