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2025-06-21

ヌカカ(干拓虫)の特徴と対策|

米子市の干拓地近くで問題となるヌカカ(干拓虫)について、特徴・発生時期・予防・対処法を小児科医がやさしく解説。お子さんをかゆみや腫れから守る方法がわかります。

🐛 米子市で注意したい幼虫・成虫の特徴

鳥取県米子市では、通称「干拓虫」と呼ばれるヌカカが毎年5〜7月にかけて活発に活動します。ハエ目ヌカカ科に属するこの昆虫は、体長1mm程度と非常に小さく、網戸の目をすり抜けて室内にも入り込むことがあります

刺されると強い痒みが数日続くこともあり、小さなお子さんや敏感な肌の方にとっては、トラブルになりがちです。


🌱 ヌカカが多い場所・タイミングとは?

  • 発生場所:干拓地や荒地、枯葉が溜まった農地周辺 

  • 活発な時期:毎年5月から夏にかけて、特に6〜7月がピーク 

  • 要注意時間帯:朝夕の風の弱い時間帯


🛡 ヌカカによる虫刺されの予防

  1. 肌の露出を避ける
     長袖・長ズボン・帽子・首元のタオルで、隙間をガードしましょう。

  2. 虫よけスプレーを活用
     特にイカリジン配合製品がよいようです。小さな子どもから大人まで、顔や衣類にも安心して使えます(米子市HP

  3. 屋内対策
     網戸スプレーや電気蚊取り器で侵入を防ぎましょう 。

  4. 地域での環境整備
     米子市では、農地に石灰散布や除草・耕うんなどによるヌカカ抑制を推進中です(米子市HP


🩹 刺されたときの対処法

  1. まずは患部を洗浄・清潔保持
     かきむしらないように、やさしく水洗いを 。

  2. 熱(45℃前後)で毒を弱める方法
     腫れる前にぬるめのお湯をかけると症状軽減に有効。逆に腫れた後は冷やしてください 

  3. 内服薬、軟膏
     痒みが強く掻き壊してしまう、赤く大きく腫れて治らない等の際には、早めに医療機関へ相談を。


🏥 当クリニックでは

虫刺されトラブルのご相談を常時承ります。患部の状態に応じて、外用薬の処方やかゆみ止め剤などを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

また、詳細な虫刺され全体の対処法は、当院HPの虫刺されページにも掲載しています。
➡️ 虫刺され全般のケアはこちらをご覧ください


✅ まとめ

  • ヌカカは米子市の干拓地などで5~7月に活発に発生し、非常に小さく網戸を通過するため注意が必要です 

  • 長袖・虫よけ・環境管理を組み合わせることで予防効果を高められます

  • 刺されたときは、清潔保持+温冷ケア+外用薬で対処し、悪化傾向あれば、小児科など医療機関を受診しましょう。

 

 

 

 

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