3,4か月健診では・・・
1〜2ヶ月の頃と比べるといろいろ変化がみられるようになります。睡眠のリズムがつき始め、夜まとまった時間眠るようになってくるお子さんも増えてきます。
あやすと声を出して笑ったりおはなしをするなど、少しずつコミュニケーションがとれるようになってきます。音の識別ができるようになって、話しかけると泣きやむことがあります。しかし、今までは哺乳を始めると集中していたのに、好奇心が旺盛になって哺乳しながら周囲をきょろきょろしたり、周囲の音で哺乳をやめてしまうようになる時期でもあります。
この時期の健診では、発育状況(体重・身長・頭囲)や首のすわり、感覚発達(視覚・聴覚)を確認したり、発達の遅れや病気を早期に発見し、育児相談を行います。
問診で確認する主な内容
・哺乳量や体重増加状況
・睡眠リズムの確認
・首のすわり、手足の動き
・追視や音への反応、あやし笑いの有無
・大きな音がしたときにびっくりするか
・顔の向き癖
・育児に関する心配事
正常と考えてよい所見
・体重増加が1日20~30g前後
・哺乳量が以前より減る傾向
・時々目が寄る(間欠性斜視)
・軽度の顔の向き癖
健診で見つかりやすい異常
・首すわりの遅れ、追視しない、あやし笑いがない
・股関節脱臼、目や耳の異常
・筋緊張の異常(ぐにゃぐにゃする、反り返りが強い)
・黄疸の継続
このようなことができるようになってきます(個人差がありますので、かならずしもできるようになっている必要はありません)