水痘は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、2~3週間の潜伏期間の後に37~38度の発熱と赤い小さな発疹が現れ、かゆみを伴う水疱(水ぶくれ)が全身に広がります。数日後には黒いかさぶたになり1週間程度で治ります。重症化すると脳炎や肺炎、皮膚の細菌感染症などを併発し、命にかかわることもあります。生ワクチンで予防できる麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜの中で、水痘は死亡者数が2004年以降ワースト1位となっています。高齢者に多い帯状疱疹は水痘と同じウイルスによるもので、免疫力が下がった時に皮膚症状として現れます。
水痘ワクチンの接種は、通常、1歳と、最低3か月以上の間隔をあけての2回の接種が標準的です。出生日から1年後と1歳6か月での接種をおすすめします。
一般的なスケジュール
・1回目:1歳
・2回目:1歳6か月
すべて公費で接種が可能ですが、3歳をこえると自己負担金が発生するため注意が必要です。
ワクチンを接種することにより、水痘に係るリスクを1回接種後で77%、2回接種後で94%減らすことができ、重症化をほぼ100%防ぐことができます。
水痘ワクチンの副反応としては接種部位の痛みや赤み、腫れ、しこりが見られることがありますが、ほとんどの場合は1~2日以内におさまります。また、ワクチンの接種後に発熱や発疹を発症することがあります。それらは軽度で一時的なものであるため、自然に改善しますが、何らかの異常な症状が見られた場合や心配な症状がある場合は、すぐにご相談ください。