乳幼児健診

3−4か月健診

3,4か月の赤ちゃんは・・・

1〜2ヶ月の頃と比べるといろいろ変化がみられるようになります。睡眠のリズムがつき始め、夜まとまった時間眠るお子さんも増えてきます。
あやすと声を出して笑ったりおはなしをするなど、少しずつコミュニケーションがとれるようになってきます。音の識別ができるようになって、話しかけると泣きやむことがあります。しかし、今までは哺乳を始めると集中していたのに、好奇心が旺盛になって哺乳しながら周囲をきょろきょろしたり、周囲の音で哺乳をやめてしまうようになる時期でもあります。

このようなことができるようになってきま

(個人差がありますので、かならずしもできるようになっている必要はありません)

  • 眼の見え方:物を見て追う。
  • 耳の聞こえ:少し大きめの音に驚く
  • あおむけで両下肢は左右対称に曲げたり。足を持ち上げたりします。手を顔の前に持ってきて遊ぶこともあります。
  • うつぶせで頭を持ち上げる
  • 頸がすわりはじめる(この時期はまだグラつきますしので、しっかり支えましょう)

あおむけで視線を向ける赤ちゃんの様子

当日の健診の流れ

  1. 受付・問診票の記入

  2. 身体測定(身長・体重・頭囲)

  3. 医師による診察(首すわり、股関節チェック、発達確認など)

  4. 医師・看護師との相談時間(育児相談・予防接種案内)

3,4か月健診で行うこと

以下のことを中心に確認します。

・身体の成長の確認(身長・体重・頭囲)
・心音、呼吸音などの身体所見
・首のすわり
・感覚発達(視覚・聴覚)、表情や目の動き
・股関節の異常のチェック

成長や発達の遅れ、病気の早期発見、育児相談を行います。

うつ伏せで頭を持ち上げる赤ちゃんの様子

    問診で確認する主な内容

    ・哺乳量や体重増加状況
    ・睡眠リズムの確認
    ・首のすわり、手足の動き
    ・追視や音への反応、あやし笑いの有無
    ・大きな音がしたときにびっくりするか
    ・顔の向き癖
    ・育児に関する心配事

    正常と考えてよい所見

    ・体重増加が1日20~30g前後
    ・哺乳量が以前より減る傾向
    ・時々目が寄る(間欠性斜視)
    ・軽度の顔の向き癖

    体と頭を支えて坐る3か月の赤ちゃん

    ご家庭で役立つ育児支援

    • おやすみのトレーニングを始めてみましょう

      眠る時間や生活リズムが整うと、赤ちゃんだけでなく保護者の方もぐっと育児がしやすくなります。
      まずは、毎日決まった時間にお布団に入る習慣を少しずつ始めてみましょう。

    • 授乳・ミルクの回数は赤ちゃんに合わせて
      この時期になると、授乳やミルクの回数が減ったり、飲む量が少なくなる赤ちゃんもいます。
      それだけで心配になる必要はありません。発育曲線に沿って順調に育っていれば、多くの場合、問題はありません。気になることがあればいつでもご相談ください。

    • 予防接種のスケジュールを確認しましょう
      3〜4ヶ月ごろは、複数のワクチン接種が実施される時期です。
      あらかじめスケジュールを立てておくと安心です。当院でも個別にご案内していますので、お気軽にお尋ねください。

    当クリニックでは

    赤ちゃんの健やかな成長を、地域のご家族とともに見守っていきたいと考えています。
    ちょっとした不安や心配事でも、お気軽にご相談ください。

    ☆また、生後5〜6か月ごろから始まる離乳食についても、進め方や注意点などを丁寧にご案内しています。
    ☆赤ちゃんの皮膚に湿疹がある場合や、食物アレルギーについてご心配のある方は、ぜひご相談ください。お話をうかがったうえで、赤ちゃんの状態に応じた対応をさせていただきます。
       関連記事:赤ちゃんの湿疹と食物アレルギーとの関連性について


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