食物アレルギーのトピックス

食物アレルギーの頻度と年齢別発生状況

「即時型食物アレルギー」は、原因となる食べ物を食べて主に2時間以内に症状が出るものです。症状は多岐にわたり、皮膚症状、目や口や鼻などの粘膜症状、消化器症状、呼吸器症状、全身症状であるアナフィラキシーなどです。

原因食物は、以前は鶏卵、牛乳、小麦でしたが、近年は木の実類が増えてきています(木の実類については⇒コチラ)。
それに落花生(ピーナッツ)、魚卵(いくらなど)、果物、甲殻類(えび、かに)、魚類、大豆が続きます。

 

年齢層別にみると、0歳児は鶏卵、牛乳、小麦ですが、1-2歳は、鶏卵に木の実類、魚卵、落花生が続き、3-6際では最多が木の実類になります。7歳以上では果物、甲殻類に木の実類、小麦、鶏卵と続きます。

また、木の実類や魚卵、甲殻類などは年齢が上がってから発症する人があることがわかります。

0歳の赤ちゃんで離乳食を開始後に、鶏卵、牛乳、小麦を食べていく際には、少量ずつ食べていくようにしましょう。また別ページに記載したように、皮膚に湿疹がみられる場合には食物アレルギーに注意する必要があります。また食物アレルギーがあっても食べることができる範囲で食べていくことで先々食べることができるようになることも多いです。当クリニックでは食物負荷試験を行いながら摂食を進めていくようにしていますので、食物アレルギーについて不安な点などありましたらお気軽にご相談下さい。

 


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