受診時のお願い・・・新型コロナウイルス流行にあたり

全国的に新型コロナウイルスが流行しています。症状の有無にかかわらず海外・県外に本人、または家族が行かれた場合は、事前に必ず電話連絡してから受診してください。

感染予防のため、一般の診察の方と時間を分けてご案内しますので、ご理解いただきますよう宜しくお願いいたします。

尚、「新型コロナウイルスに感染した。」と思ったら、受診前に必ず発熱・帰国者・接触者相談センターに連絡してください。

西部地区発熱・帰国者・接触者相談センター 米子保健所内 電話:0859-31-0029、0859-31-9317

鳥取県の新型コロナウイルス感染症特設サイトを参照してください。

小児科医会 研修会(2月2日)

鳥取県内の小児科医が集まって年に2回研修会が開催されています。この度2月2日に開催された研修会に参加してきました。

輸入感染症としてのインフルエンザ (付)2019-nCoV感染症 という演題で鳥取大学医学部ウイルス額教授の景山誠二先生のお話しを拝聴しました。

まずは2019-nCoV(いわゆる新型コロナウイルス)について、1月末の時点でわかっていることとして、感染力はインフルエンザ並、重症化は中国の患者さんからみるとインフルエンザより高い、感染力から考えると5月末には終息する可能性が高い、というお話しでした。

インフルエンザについては、2019年はラグビーワールドカップに伴う南半球のインフルエンザ流行の影響があったことをあげられていました。インフルエンザは毎年必ず大規模に発生する輸入感染症で、毎年流行のパターンが異なりますが、2019年は9月頃に一度感染者が増加、一旦減少して再度11-12月から感染者数が増加しています。その他感染経路(飛沫と飛沫に暴露する距離)診断方法、ウイルス量の変化(感染後1日までは低値であって、迅速検査で陽性にならないことがある)、インフルエンザに対する薬、など最新の情報をお話しいただきました。

新型コロナウイルスについては、予定にはなかった最新のお話しをうかがうことができましたが、今後の感染状況や研究結果などからこれから新しい情報には注意が必要とのことでした。

新生児蘇生法講習会に参加しました

日本周産期・新生児医学会公認の新生児蘇生法(NCPR)の講習会(大阪)に参加してきました(⇒ 新生児蘇生法普及事業)。

日本では2000年代に入って成人や小児に対する蘇生法の講習会が広く行われるようになってきています。新生児蘇生法(NCPR)は日本で2007年頃から普及しはじめました。ちょうどこの頃インストラクターの資格を取得し来年度に2回目の更新を行う予定で、この度インストラクター向けの講習会に参加してきました。

元気に産まれてくる赤ちゃんが多い中で、少ないながら母親やお腹の中にいる赤ちゃんが元気に産まれてくることができない状況が発生することがあります。

出生後処置を施す必要のある赤ちゃんに対応するために、全国でこのような講習会が開催されています。いざというときの対応ができるように今後も積極的に参加していきたいと思います。

北野病院
会場<大阪の北野病院>

とりだい病院と西部医師会の連絡協議会

1月30日に鳥取大学医学部附属病院と西部医師会との連絡協議会が開かれ参加しました。

大学病院からの診療に関する情報提供(大学病院の1年間の動き、大学小児科、総合診療科からの情報提供など)、西部医師会からの情報提供の後、初回参加者の紹介、懇親会が行われました。大学スタッフからの余興も披露され、大勢での親睦の場となりました。

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アレルギー週間とアレルギーの日

第25回 アレルギー週間(2月17日〜23日)について

本年2月17日〜23日はアレルギー週間と制定されています(このうち2月20日はアレルギーの日)。

アレルギー週間とは、花粉症の研究から石坂夫妻がアレルギーを引き起こす抗体を発見し、1966年2月20日に発表したことにちなんで設けられ、アレルギーの啓蒙のために設けられたものです。この1週間(ないしはこの週の前後)にはアレルギーの啓蒙のため各地で行事が行われます(日本アレルギー協会HP参照)。

当クリニックでは、この時期に症状が出はじめるスギ花粉症をはじめ、さまざまなアレルギー疾患(食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など)の検査、治療、管理を行っていますので、気になることなどありましたら窓口までご相談ください。

西部小児科医会 新年会

1月28日に鳥取県西部の小児科医の懇親会(新年会)に参加しました。

例年この時期に開催し、病院、クリニックの先生方の親睦の場となっています。

本年は新しく大学小児科に着任された教授の歓迎会、叙勲受章された先生のお祝いを兼ねての会で、多くの先生方の挨拶、余興などで盛り上がりました。

 

小児科医会01 小児科医会2

とんどさん2020

12日(日)は「とんど」さんでした。「とんどさん」の意味は恵方の方角にいる神のことでその年の福徳をつかさどるとされているそうです。年により恵方の方角は変わりますが、みなさんも経験されたことがあると思いますが、節分では、恵方の方角に向かって恵方巻を食べる習わしがあります(最近はコンビニなどでも恵方巻きが販売されているのはご存じかと思います)。

またクリニック近隣の広場で「とんど焼き」が行われました。

「どんど焼き」とはお正月に飾った門松や松飾りなどを神社や地域の人たちで集めて焼く年中行事・火祭りで、前年のお札や,4日か7日にさげた門松や正月飾と一緒に焼きます。 この火で餅やだんごを焼いて食べると無病息災であるとか,書初め(かきぞめ)を焼いて高く飛ぶと手が上がるとかいう言われもあります。

とんど焼きの後、獅子舞とともに大勢の方々で地区内を4時間くらいかけて一軒一軒廻られました。あいにく小雨模様でしたが、こどもさんも参加されていて皆さんとてもお元気でした。

クリニックでも皆の健康を祈っていただき、記念撮影も行いました。

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大学ラグビー日本選手権

全国大学ラグビー選手権が新しくなった国立競技場で開催されました(早稲田大学45-35明治大学)

以前は大学ラグビーの決勝戦がお正月に開催され、同じ時期に決まった社会人の優勝チームとの決戦が成人の日に行われていましたが、社会人チームの実力が大きく上回るようになり、最近は大学と社会人とが別々に行われています。

早稲田大学は強い時期が長く、清宮選手(野球選手:日本ハム)の父親が学生時代の主将であった1990年頃と、監督であった2000年代は記憶に強く残っています。

早稲田、明治とも名門で、関東大学対抗戦で毎年12月第一日曜日には両校が対決しますが、今シーズンはこの試合では早稲田が完敗でした。早稲田大学はここしばらく10年くらい優勝から遠ざかっていましたが、今回久々(11年ぶり)の大学選手権優勝チームとなりました。伝統的にフォワードよりバックスの技術が優れているといわれていますが、最近はフォワードの強化も十分されてさらに強くなっているようです。

 

2020年1月12日(日)には「ジャパンラグビー トップリーグ2020」が開催されました。この大会は、社会人16チーム総当たりのリーグ戦で年間の優勝チームを決定する大会方式で、20都府県30会場で120試合が行われます。

ワールドカップ2019でのラグビー人気が続くようなよい試合がみられることを期待します。

謹賀新年2020

新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。
2019年はラグビーWCで盛り上がりましたが、2020年は東京2020(オリンピック/パラリンピック)で全国盛り上がることと思います。
クリニックは本年8周年を迎えます。引き続き宜しくお願いします。
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お正月には中学の同窓会がありました。
中学途中で転校したため境港第二中学校と米子の後藤ヶ丘中学校に在籍していたこともあり、ちょうど1日ずれて2つの会に参加する機会がありました。
オリンピックの運営に携わっている人、保育園で待機児童ゼロを目指している人、地元の消防局で指導的立場にいる人などなど、各地で活躍されておられる方のお話しを聞くことができました。
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米子出身で紅白歌合戦に初出場の”Official髭男dism”の米子出身のメンバーを知っている人など、いろんなお話しで盛り上がっていました。

生後1か月前後の黄疸について

新生児期には、ほとんどすべての新生児に黄疸がみられます(皮膚色が黄色くみえます)。これは生後1までの赤ちゃんでは、それ以降の赤ちゃんや小児、大人と比べて黄疸のもととなる”ビリルビン”という物質が沢山作られたり分解される速度か遅いためです。

生後1-2か月までの赤ちゃんに黄疸がみられることについて日常診療で相談されることが多いこともあり、日本海新聞の「健康なんでも相談室」にまとめさせていただきました。
(「健康なんでも相談室」は鳥取県の医師会員が持ち回りで執筆しているものです)

この度掲載させていただく機会をいただきましたので、日常よく受ける質問として赤ちゃんの黄疸について記載してみました。参考にしていただきたいと思いますが、実際気になる点などありましたらご相談下さい。


(2013年10月17日(木)に日本海新聞に掲載されました。新聞社の許可を得て掲載しています)