2025‑26シーズン フルミスト(鼻スプレー式インフルエンザワクチン)について

当クリニックでは 2025‑26 シーズンの フルミスト(鼻スプレー式ワクチン) の接種を実施します。
フルミストとは、注射ではなく鼻に噴霧するタイプのワクチンです。インフルエンザウイルスを弱毒化した生ワクチンで、ウイルスの入り口である鼻の粘膜に直接免疫をつけることができます。このため、従来の注射型ワクチンよりも高い予防効果が期待できるといわれています。日本では昨シーズンから使用可能となりました。

このワクチンは 痛みがなく、注射を嫌がるお子さんも安心して受けることができることに加え、接種したシーズンを通して効果が持続する という利点があります。


⚠️ インフルエンザ流行前に接種されることをおすすめします。

①接種後2週間は、インフルエンザの迅速検査や核酸検査で陽性になる可能性があります。
②接種前48時間〜接種後2週間は、タミフルなどのインフルエンザに対するお薬を使用するとフルミストの効果が減弱するとされています。

専用予約枠を下記日程で設けておりますので、ぜひお早めにご予約ください。

✨ フルミスト専用枠(完全予約制)

  • 9月26日(金)17:30〜18:00
  • 10月10日(金)17:30〜18:00
  • 10月17日(金)17:30〜18:00

なお、専用枠以外の日でもフルミストをご予約できます。

予約方法

2025年9月11日(木)より、インターネットからご予約をお願い致します。
※ 在庫に限りがあり、なくなり次第終了となりますので、早めのご予約をお勧めします。
(キャンセルされる場合は、なるべくお早めにご連絡ください。)


注意点

  • 鼻閉がある場合、効果が十分に発揮されない可能性があるため、症状が軽減してから接種することをお勧めします。
  • ぜん息のコントロールが十分でないお子さんは接種をお控えください。また、アスピリンや免疫抑制剤を服用中のお子さんも接種をお控えください。
  • フルミストには卵成分が含まれているため重度の卵アレルギーがあるお子さんや、ゼラチンに対しアナフィラキシーなどの既往のあるお子さんは接種を避けてください。
  • 接種後1~2週間は、乳児あるいは免疫不全の方や免疫抑制剤を使用している方との接触を避けて下さい。

その他

  • 接種後に鼻漏やくしゃみが見られても再投与の必要はありません。ただし、接種時に強い抵抗があり十分に噴霧できなかった場合は、効果が期待できないことがあります(この場合も再投与の必要はありません)。
  • フルミストの接種を選択された場合は、注射型ワクチンの投与はできません。

接種対象者、接種方法など

  • 対象年齢:2才〜18才の方(※当院かかりつけ以外の方も可能です)
  • 接種方法:鼻に専用のスプレー器具を使って噴霧します。鼻水が多い場合や泣いている場合は、事前に鼻水を除去し、またリラックスできるようにしておいてください。
    • 接種の様子は、下記の動画サイトでもご覧いただけます(英語ですが、視覚的にわかりやすい内容です)。
      ▶ 接種動画を見る(YouTube)
    • ※ お子さんの鼻への接種に対する抵抗が強く、安全に接種ができないと医師が判断した場合には実施を見合わせることがあります。
    • ※ ご来院前に自宅で検温をお願いします。接種後は15分程度院内で様子をみてからご帰宅となります。

接種費用:7,500円

他のワクチンとの接種間隔について

当院ではフルミスト接種前後に、1週間程度の間隔をあけるようにしています。また、他のワクチンとの同時接種は行いません。

フルミスト予診票

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)の接種説明書・予診票をご確認の上、ご記入ください。

⇒ フルミスト予診票

【HPVワクチン】接種忘れはありませんか?〜高校1年相当の女性の方へ〜

高校1年相当(平成21年度生まれ)の女性の方に接種についての大切なお知らせです

  • 2026年3月末で公費の最終年度です。
  • 3回接種(0・2・6か月)を完了するには、2025年9月末までに1回目の接種が必要です。

HPVワクチン全般について

  • 接種対象:定期接種は小6〜高1相当の女性の方です。
    ※ただし、平成9〜20年度生まれで2025年3月末までに1回以上接種した方は、2026年3月末まで公費で残りを完了できます。

HPVワクチンの詳しい説明

年齢や接種歴により回数・間隔が異なります。まずはお気軽にご相談ください。

 

厚労省のリーフレット<高校1年相当の女の子と保護者の方へ定期接種最終年度のご案内>

高校1年生相当の女の子はHPVワクチン公費接種の最終年度です。2025年9月末までに1回目を接種し、2026年3月末までに完了しましょう。子宮頸がん予防の大切なお知らせ。

【重要】4種混合ワクチンの終了と今後の接種について

全国的に4種混合ワクチン(DPT-IPV)の供給が終了となり当院の在庫もわずかとなっております。
在庫がなくなり次第、4種混合ワクチンの予約受付を終了させていただきます。
予約が取れない場合は、お手数ですが当院までお電話でご相談ください。

今後の対応について

4種混合ワクチンが接種できない場合は、お子さまの接種歴に応じて、以下のように対応いたします。

ヒブワクチンを接種していない場合

→ 5種混合ワクチン(DPT-IPV+Hib)に切り替えて接種します。

すでにヒブワクチンを追加まで接種済みの場合

→ 3種混合ワクチン(DPT)+不活化ポリオワクチン(IPV)の2本接種となります。
ただし現在、3種混合ワクチンの入荷が非常に困難な状況にあります。

そのため、以下の対応も可能です

ヒブワクチンをすでに接種済みの場合でも、5種混合ワクチンでの接種に切り替えることが可能です。
この場合、ヒブワクチンの接種回数は増えますが、すべて公費(無料)で接種が可能です。
また、現在のところ、安全性について大きな問題が報告された例はなく、当院としても安心して受けていただける方法のひとつと考えています。

接種間隔についてのご案内

  • 5種混合ワクチンの場合、ヒブワクチンの追加接種からの接種間隔に制限はありませんが、当クリニックでは3か月以上あけての接種を考えています。

 

保護者の皆さまへ

3種混合の入荷を待つより、5種混合ワクチンで早めに予防接種を進めておくことが重要です。接種方法については、お子さまのこれまでの接種歴に応じて最適な方法をご提案しますので、ご不明な点があればどうぞお気軽にご相談ください。

 

夏休みを利用して予防接種を受けましょう

予防接種は接種年齢や期限が決まっているため、忘れないよう接種をしていくことが重要です。接種状況を確認し、接種してないものがあれば夏休みを利用して接種するようにしましょう。

※10月からはインフルエンザの予防接種も開始しますので、インフルエンザワクチン接種が始まる前に、接種できるワクチンを済ませておきましょう。

昨年から点鼻のインフルエンザワクチン【フルミスト】を開始しています。


【確認しておきたいワクチン】

・麻しん・風しんワクチン(MRワクチン) ▶ 令和8年度に小学校に入学 予定のお子さま(現在年長児のお子さま)
※おたふくかぜ2回目接種(有料)も、МR2期と同時に接種が受けられます。
・日本脳炎第2期 ▶ 9歳~13歳未満
・2種混合(DT:ジフテリア・破傷風)▶ 11歳〜13歳未満
※日本脳炎2期の接種対象年齢の方で、DTの接種対象年齢になっている方は、同時接種が可能です。
・子宮頚がんワクチン ▶ 小学校6年生〜高校1年生相当の女性
   

【子宮頸がんワクチン定期接種について】

子宮頸がん(HPV)ワクチンはヒトパピローマウイルスに対するワクチンで、子宮頸がんの予防に大きな効果があることがわかっています。

現在、高校1年生相当の女性の方は、R8年3月までに接種を3回終了するためには、1回目の接種をR7年9月までに開始する必要があります。

定期の接種年齢、接種回数などは当クリニックのHPの子宮頸がんワクチンのページをご参照下さい(→こちら)

【子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種について】

数年間、積極的に勧奨されてない期間があったため、定期接種の機会を逃した方に対してキャッチアップ接種を設けています。

対象となる方:平成9年4月2日生まれ~平成21年4月1日生まれの女性 かつ令和4年度~令和6年度に1回以上接種済みの女性

キャッチアップ接種期間:令和8年3月31日まで ※今年度で終わりになります。 

★★ この機会にきょうだいの方の母子手帳も確認し、接種されていない予防接種があれば早めに接種しましょう!!

【参考資料】

・厚労省HP

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内〜

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)HPVワクチン~


接種についてのご相談は、当クリニックまでご連絡ください