赤ちゃんの黄疸について
生後まもない赤ちゃんの肌や白目が黄色っぽく見えることがあります。
このような変化は「黄疸(おうだん)」と呼ばれ、多くの赤ちゃんにみられます。
ほとんどは自然に軽くなっていきますが、まれに注意が必要な黄疸もあります。
特に、
・黄疸がだんだん濃くなる
・生後2週間を過ぎても黄疸が続く
・元気がない/ミルクの飲みが悪い
・便の色が白っぽい(クリーム色・灰色)
といった場合は、早めにご相談ください。
当院では診察を行い、必要に応じて血液検査(ビリルビン値など)や超音波検査を行います。
さらに詳しい検査や治療が必要な場合は、連携病院(大学病院など)へ紹介いたします。
※詳細は「赤ちゃんの黄疸」のページを参照して下さい
【米子・鳥取県西部】インフルエンザB型が増加しています|症状の特徴と受診の目安
鳥取県西部(米子周辺)でインフルエンザB型が増えています
鳥取県ではインフルエンザ警報が続いています。
最近の県の発表では、県内全域でインフルエンザB型が急増しています。これまではA(AH3)が多かったのですが、1月下旬頃からB型が増えてきています(→こちら)。
米子周辺を含む西部地区でも、患者さんが多い状況が続いています。
全国的にもインフルエンザの流行自体が高い状態が続いています。全国ではA型が多い地域もありますが、B型が目立つところが増えてきています。
B型の症状、検査について
インフルエンザB型も、基本の症状はA型と大きく変わらず、急な発熱、咳、のどの痛み、鼻水、頭痛、だるさ、体の痛み、などがよく見られます。
最近みられる症状や経過として、次のようなことを経験します。
・高熱が続くこともありますが、熱の出方には個人差があり、一時的に38℃以上になった後、1〜2日で解熱することもあります(逆に数日続くこともあります)。
・発熱、頭痛、だるさ、体の痛みが目立つことが多いですが、咳が強く出る方もいます。
(多項目PCR検査では、パラインフルエンザウイルスやヒトライノウイルス・エンテロウイルスなど、別のウイルスが同時に検出されることもありますが、インフルエンザB型単独でも咳が目立つことはあります。)
・吐き気・嘔吐・下痢などの“お腹の症状”が一緒に出ることがあります。特にお子さんでみられることがあります。
・家族や学校など身近でインフルエンザB型が流行している場合、熱が高くない(ほとんど熱が出ない)状態でも検査で陽性となることがあります(インフルエンザは、必ずしも全員が発熱するとは限りません)。
検査について
迅速検査(抗原検査)は結果が早い一方で、陰性でもインフルエンザを完全に否定できないことがあります(特に流行期)。
発症直後(早すぎる時期)では陰性になることがあり、時間がたってから陽性になることもあります。
このため、受診されても状況によってはその日の検査を行わず、翌日以降の再検査をご案内する場合があります。
ただし、症状が強い場合など、発熱後早い時間でも陽性反応がみられることがありますので、検査を行うかどうかは個々の状態で判断になります。
受診の目安(特に小児)
次のような場合は、早めにご相談ください。
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息が苦しそう、ゼーゼーが強い
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水分がとれない/尿が少ない/ぐったりしている
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何となく様子がおかしい(呼びかけの反応が悪い、ぼーっとする 等)
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乳児、基礎疾患のあるお子さん(喘息、心疾患など)
インフルエンザの検査や治療は、発症からの時間や症状、年齢などで考え方が変わります。迷う場合は、遠慮なくご相談ください。
ご家庭でできること(感染対策)
インフルエンザは、症状が出る前後に感染する可能性があります。
家庭内では、できる範囲で予防を心がけましょう。
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手洗い(帰宅後、食事前)
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咳エチケット(マスク、口をおさえる)
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タオルの共用を避ける
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こまめな換気(短時間でもよいです)
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水分をこまめに(お子さんは特に)
登園・登校の目安
登園・登校の再開は、園や学校のルールもありますが、一般的な目安としては
「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(乳幼児は3日)を経過するまで」 が基準になります。
(わかりにくければお気軽にご相談ください)
※本記事は、鳥取県や国の公表情報をもとに、保護者の方向けにまとめたものです。症状の出方には個人差があります。心配なときは早めにご相談ください。
子宮頸がん(HPV)ワクチン接種忘れはありませんか?
高校1年生相当の女性の方は2026年3月末で公費接種(無料)が終了となります。
接種忘れなどご不明な点がある方は窓口までお問い合わせください。
【キャッチアップ接種の経過措置対象者】以下の条件を満たす方
・今年度17歳~28歳になる方(1997年4月2日~2009年4月1日生まれの方)
・2022年4月1日~2025年3月31日までに1回以上接種している方
2025年度に高校1年生相当の女性の方および経過措置対象者の方は2026年3月末までに残りの接種を公費(無料)で接種することが可能です。
※ただし、期限を過ぎても任意接種(有料)で接種することは可能ですので窓口までご相談ください。
おたふくかぜワクチン予約再開のお知らせ
おたふくかぜワクチンのWeb予約を再開しました。
以前よりお知らせしておりますように、全国的にワクチンの供給が不安定なため、入荷状況によっては在庫がなくなり、一時的に予約を取ることができない場合があります。
予約が取れない場合は、後日あらためて予約をお取りいただければと思います。
※申し訳ありませんが、キャンセルされた場合のワクチンのお取り置き(確保)はできませんので、ご了承ください。
アレルギー疾患に対する生活管理指導表について
学校や幼稚園、保育園では、アレルギー疾患をお持ちのお子さんに対して「生活管理指導表」の提出が必要です。すでに学校や園から書類を受け取られている方も多いと思います。
「生活管理指導表」は、給食や運動の制限、緊急時の対応(エピペン等)を共有し、年1回の更新が推奨されています。お子さんが学校や園で安全に過ごすためにとても重要です。 提出を忘れないようご対応ください。
「生活管理指導表」の詳細については、「学校、園におけるアレルギー疾患に対する生活管理指導表について」に記載しています。
当院では生活管理指導表の記載、提出について対応していますので、お気軽にご相談ください。
スギ花粉シーズンが近づいてきました
山陰(鳥取・島根)のスギ花粉症について
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飛び始めは2月上旬〜中旬が目安です
中国地方の一部は2月上旬に飛散が開始され、広い範囲で本格化は2月中旬頃という予測が出ています(米子の花粉情報も同様)。
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ピークは3月上旬〜中旬
スギのピークは広い範囲で3月上旬〜中旬、ヒノキは3月下旬〜4月上旬の見込みです。(tenki.jp)
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飛散量は「西日本は例年並み」傾向といわれています(=山陰もほぼ同様の見込みのようです)
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ただし“日ごとで状況は異なるようです
日本海側は雨や雪で落ち着く日がある一方、寒暖差が出て晴れて風が強い日/雨上がりに一気に症状が出やすいようです)。
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黄砂・PM2.5が重なる日に注意が必要です
黄砂は眼・鼻などのアレルギー症状と関連があるとされていて、スギ花粉の時期と重なるため注意が必要です。(環境省)
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1月下旬は“飛散開始前”です
松江・鳥取とも1月は飛散開始前とされていて、気温が上がるタイミングで飛散が開始されます。(tenki.jp)
参考資料
・tenki.jpの中国地方予測。(tenki.jp)
・ウェザーニュースの観測
・環境省HP
こどものスギ花粉症についてはこちらをご参照ください。
家庭でできる花粉症対策 → こちら
家庭でできる花粉症対策について
4月から小学校・中学校入学のお子さまへ
小学校、中学校生活が始まると予防接種を受ける機会が少なくなります。まだ受けておられない予防接種があるお子さまは早めに受けましょう。
定期接種(無料)は年齢制限がありますので母子手帳を確認し早めにご予約ください。
★小学校入学までに終わらせておきたい予防接種
定期接種(接種年齢に制限があります)
●MR(麻しん風しん)2期・・就学前(年長)
●日本脳炎1期追加・・7歳半まで
任意接種(私費)
●おたふくかぜ2回目
★中学校入学までに終わらせておきたい予防接種
定期接種(接種年齢に制限があります)
●2種混合・・11歳~13歳まで
●日本脳炎2期・・9歳~13歳まで
★ 定期接種は接種の時期を過ぎていても任意接種(私費)として受けることが出来ます。
★ その他にもまだ受けておられない予防接種があるお子さまは早めにご相談ください。
2026年 新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、おかげさまで当クリニックは開院14年目に入りました。日々の診療を通して、地域の子どもたちの成長に寄り添えることのありがたさと、医療としての責任をあらためて感じております。これまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
昨シーズンは年末から年始にかけてインフルエンザが大流行しましたが、今シーズンは例年より1か月ほど早く、12月に感染者数のピークがみられました。しかも昨シーズンと比べて患者さんの数は2倍以上と多く、外来が混み合う日が続きました。重症化するお子さんは稀でしたが、いったん熱が下がったあとに再び発熱するなど、経過が長引くケースが例年より多かったような印象です。
また一昨年〜昨年は百日咳やマイコプラズマも大きく流行し、どちらも数か月にわたり長く波が続きました。新型コロナウイルス感染症も時々みられ、変異株の存在も確認されていますが、以前のような大流行には至らない状況です。その一方で、コロナ禍の感染予防対策の影響もあるのか、大人も子どもも感染への抵抗力が落ちやすいように感じる場面があります。小児科クリニックでは、流行する感染症が以前より多種多様になり、季節感が薄れてきたことも特徴の一つです。
咳エチケット、手洗い、うがい、必要に応じたマスクなどの基本的な感染予防に加え、ワクチンで防げる病気については接種も含めた対策が大切だと考えております。
当クリニックでは、各種感染症に関する検査・診断機器を備え、可能な範囲ではありますが十分な診断に基づいた診療を行うことを基本としております。標榜科は小児科に加え新生児内科、アレルギー科であり、小児科専門医はもちろん、新生児・アレルギーについても専門医として、専門性の高い診療を心がけています。専門的な内容であっても、できるだけわかりやすくお伝えできるよう、医師だけでなくスタッフ一同努めておりますので、わからないことや不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
本年も皆さまの健やかな毎日を支えられるよう努力してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




