小児科

血球数計測機器、CRP

 血液一般検査(血球数計測)は、診療や健康診査において血液の中の赤血球、白血球、血小板について調べる検査です。
 赤血球数は貧血や赤血球増加症の診断や治療効果の判定のために、白血球数は体の中に病原菌が入り込んだときに体が起こす反応の程度を調べる検査で、感染症の診断や経過観察に有用です。また院内ではできませんが、白血球の種類を調べる白血球分類(好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球)は、感染症の種類やアレルギー性疾患あるいは白血病などの診断や治療効果判定などに用います。血小板数は出血傾向の検出に有用です。
 CRPは体内の炎症反応の程度を調べるのに用いられ、血球数計測とあわせて検査することが多いです。病変が生ずると血中に増加し始め2〜3日でピークとなった後、回復すると徐々に減少します。炎症の大きさに比例して高値となり、炎症が鎮静化すると低下し活動性を反映します。